12月8日(日)「上智大学大阪サテライトキャンパス特別講座」を開催いたします
上智大学大阪サテライトキャンパスでは、国内外で支援を通した活動や研究に力を注ぐ卒業生を交えた特別講座を開催いたします。
世界には数えきれない問題があり、それらを「他人ごと(ひとごと)」ではなく「自分ごと」としてとらえる視点をもつことは、他者のために、他者とともに“For Others, With Others”という上智大学の理念を体現しています。特に、国内外で支援を通した活動や研究に力を注ぐ多くの卒業生は、本学の教育を体現してくれている存在です。
本シンポジウムでは、東南アジアの教育貧困研究に取り組む卒業生、地元の地域支援や日本で就労する外国人の支援に取り組む卒業生の活躍に加え、途上国における貧困や農業、環境に関する問題について研究されている倉田正充准教授(経済学部経済学科)を交え、他人ごとだと思っていた問題を、いかに自分ごととして捉え直すかについて探る機会とします。同時に、関西地域で本学の学びの魅力や研究力を知っていただく機会に繋げます。
開催概要 ※登壇者欠席のためプログラム内容を変更いたしました(12月5日)
- 開催日時:
- 12月8日(日)13:00~15:00
- 開催会場:
- 上智大学大阪サテライトキャンパス(対面実施のみ)
- 対象:
- 中高生、一般の方
- 要事前申込:
- ページ下の申込フォームよりお申込みください
- 参加無料:
- 対面実施
プログラム
- 13:00~13:05
開会の挨拶
永井敦子 学生総務担当副学長(状況によってオンライン登壇になる場合がございます) - 13:05~13:35
他人と自分の「距離感」から支援を考える~比較・国際教育学の視点から~
須藤玲 氏(東京大学大学院教育学研究科)
上智大学卒業後、東京大学大学院教育学研究科学校教育高度化専攻博士課程に進学。東ティモールにおける教授言語問題の研究を通し、教授言語問題は途上国特有の問題ではなく、単一言語国家と思われがちな日本にも存在する身近な問題であることや、研究活動を通して感じた国際支援を考える際の姿勢や意識についてお伝えします。 - 13:35~14:05
他者に手を差し伸べるということ 〜「泥臭い」支援現場の面白さ〜
中司年音 氏(公益社団法人 国際人材革新機構(iforce))
上智大学を卒後後、SOAS ロンドン大学東洋アフリカ学院にてパレスチナ・イスラエル問題を研究。コロナ禍をきっかけに、より身近にある日本の貧困問題に携わりたいという思いから、帰国後は大阪のNPO法人にてホームレス支援に従事。支援現場での経験等を生かし、現在は外国人技能実習生を受け入れる日本企業と、実習生へ支援を行なっている。輝かしい活動に見える対人支援の仕事の泥臭さとその面白さについて、これまでの経験や現在の活動を交えてお伝えします。 14:15~15:00※やむを得ない事情で中止となりました
援助で貧困はなくせるか?国際協力と評価の経済学
倉田正充 准教授(上智大学経済学部経済学科)
国際協力によって世界の貧困を無くすことはできるのか?これまでこの問いに対する様々な議論が繰り広げられてきましたが、今でも明確な答えはありません。この講演では、主に経済学の観点から、国際協力が途上国の貧困削減や社会問題の解決にどれほど貢献できているのかを科学的に評価する方法を紹介し、国際協力を「自分ごと」として捉える視点について考えます。- 14:15~15:00
パネルディスカッション
「他人(ひと)ごと」から「自分ごと」へ、支援の視座の持ち方
永井学生総務担当副学長、須藤氏、中司氏、それぞれの視点を交え、支援に関わる視点の持ち方と心持の在り方について探ります。
申込方法および注意事項
- 11月1日(金)17時より下記フォームより先着順にて受付を開始いたします。
- 複数人で参加の場合も必ず1名ずつ事前予約をおこなってください。
- 申し込み後キャンセルされる場合は、ご自身でマイページにておこなってください。
- やむを得ずイベント内容を変更・中止する場合がございます。
- 申込フォーム以外での受付は行いません。
- 申込に関する注意を必ず確認してからお申込みください。