第3回「ソフィアンと話そうin関西-関西で活躍する卒業生たち-」を開催しました。
上智大学大阪サテライトキャンパスでは、5月10日(金)夕刻に卒業生交流会を開催いたしました。概要はこちら。
今回も20代から70代と、様々な業界でご活躍の方に参加いただき、講演前後の歓談時間も利用して交流の機会を持っていただきました。
今回は2020年に総合グローバル学部を卒業し、現在は生活困窮者・ホームレス支援団体Homedoorで、貧困問題の現場に携わるだけでなく、団体の広報活動にも従事されている中司年音氏に登壇いただきました。
中司さんは上智大学在学中にパレスチナ、イスラエルでのスタディーツアー参加、UNFPA(国連人口基金)でのインターンを経験するなど、グローバル社会に貢献できる職業人としての知識と経験を重ねてこられました。上智大学卒業後はSOAS University of Londonでパレスチナ・イスラエル問題を研究、中東研究修士を取得されます。留学中のロンドンで体験したイスラエルに対するデモに遭遇したことが、自身の人生に大きな衝撃を与えたと語ってくださいました。そんな経験やコロナ禍等をきっかけに、日本の貧困問題の“現場”に携わりたいという強い思いから、ホームレス支援団体Homedoorに入職されました。6つのチャレンジを通じて、ホームレスの人々の路上脱出のサポートを行なっているHomedoorの活動や取組紹介に加え、資金源調達や政治との連携についてなど、参加者からの質問にも丁寧に説明いただきました。
後半では三戸康世さん(比較文化学科卒・大阪経済法科大学国際学部助教)進行の元、中司さんのこれまでの人生を振り返りながら、若者のエンパワーメントを掘り下げてゆく対談を行いました。
多くの人が遭遇するであろう、就職先での迷いや戸惑いへの向き合い方。特に中司さんが持つ、誰に何を言われても迷わない芯の強さがどこから来るのかを、三戸さんとの対話を通して紐解いていきました。日々の仕事に追われ自分の気持ちが混乱する際に、自分をアップデートする方法などは多くの参加者から共感を呼びました。
たった10年の間に多くの学びを経験され行動に移してこられた中司さんの講演に、参加者からは「エネルギーを沢山もらった」「困難にぶつかったときの対処法など自分に通じるものがあった」「ぜひまたお話を聞きたい」といった感想を沢山いただきました。
上智大学大阪サテライトキャンパスでは引き続き、卒業生の皆さまにも参加いただけるプログラムを展開してゆく予定です。
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